在留資格「特定技能」とは
2019年4月より施行された新たな制度で、日本会では2022年から支援をスタート。
技能実習制度と連動する制度であり、一定の専門性・技能を有した外国人就労者の在留資格です。
外国人技能実習制度とは、日本が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、開発途上国等へ技能又は知識の移転を図り、経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的として、1993年に導入された制度です。
2010年には制度改正され、2017年11月に新たに技能実習法が制定・施行され、より活発に利用されるようになりました。
日本会では、内閣府より公益認定を受け、外国人技能実習生の受け入れを行っております。
外国人技能実習生は、国の技能検定及び外国人技能実習機構(OTIT)の対象となる職種、作業において、技術・技能・知識の向上を目的として、実習を行います。入国後約1ヶ月の入国後講習を終えた後、各受け入れ企業様の下で実習を開始します。
実習は1年目(1号)、2~3年目(2号)、と行うことができます。日本会は優良(一般)監理団体の認定を受けているため、日本会経由の実習生が移行試験に合格すると期間を延長することができ、さらに4~5年目(3号)と最長で5年間実習を行うことができます(一定条件有)。
日本会では、数多くある海外の送出し機関の中から、海外政府との強いネットワークにより信頼と実績のある送出し機関のみと連携し、公正な採用面接を行い、一定期間の日本語の勉強、文化や講習等事前教育研修を実施しています。
また技能実習生の出入国や在留資格変更・在留期間更新等の事務手続きや入国後の集合研修を行い、各受け入れ企業での実習にスムーズに入れるよう努めています。配属後も当会専門員が定期的に配属企業を訪問し、円滑な技能実習の実施を目指し総合的にサポートを行います。
技能実習生が3年間実習可能な職種・作業は86職種158作業です。(2022年4月25日時点)
職種名 | 作業名 | 3号まで 実習可能 |
---|---|---|
耕種農業 | 施設園芸 | ○ |
畑作・野菜 | ||
果樹 | ||
畜産農業 | 養豚 | ○ |
養鶏 | ||
酪農 |
職種名 | 作業名 | 3号まで 実習可能 |
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漁船漁業 | かつお一本釣り漁業 | ○ |
延縄漁業 | ||
いか釣り漁業 | ||
まき網漁業 | ||
ひき網漁業 | ||
刺し網漁業 | ||
定置網漁業 | ||
かに・えびかご漁業 | ||
養殖業 | ほたてがい・まがき養殖 | ○ |
職種名 | 作業名 | 3号まで 実習可能 |
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さく井 | パーカッション式さく井工事 | ○ |
ロータリー式さく井工事 | ||
建築板金 | ダクト板金 | ○ |
内外装板金 | ||
冷凍空気調和機器施工 | 冷凍空気調和機器施工 | ○ |
建具製作 | 木製建具手加工 | ○ |
建築大工 | 大工工事 | ○ |
型枠施工 | 型枠工事 | ○ |
鉄筋施工 | 鉄筋組立て | ○ |
とび | とび | ○ |
石材施工 | 石材施工 | ○ |
石張り | ||
タイル張り | タイル張り | ○ |
かわらぶき | かわらぶき | ○ |
左官 | 左官 | ○ |
配管 | 建築配管 | ○ |
プラント配管 | ||
熱絶縁施工 | 保温保冷工事 | ○ |
内装仕上げ施工 | プラスチック系床仕上げ工事 | ○ |
カーペット系床仕上げ工事 | ||
鋼製下地工事 | ||
ボード仕上げ工事 | ||
カーテン工事 | ||
サッシ施工 | ビル用サッシ施工 | ○ |
防水施工 | シーリング防水工事 | ○ |
コンクリート圧送施工 | コンクリート圧送工事 | ○ |
ウェルポイント 施工 |
ウェルポイント工事 | ○ |
表装 | 壁装 | ○ |
建設機械施工 | 押土・整地 | ○ |
積込み | ||
掘削 | ||
締固め | ||
築炉 | 築炉 |
職種名 | 作業名 | 3号まで 実習可能 |
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缶詰巻締 | 缶詰巻締 | ○ |
食鳥処理 加工業 |
食鳥処理加工 | ○ |
加熱性水産 加工食品製造業 |
節類製造 | ○ |
加熱乾製品製造 | ||
調味加工品製造 | ||
くん製品製造 | ||
非加熱性水産 加工食品製造業 |
塩蔵品製造 | ○ |
乾製品製造 | ||
発酵食品製造 | ||
水産練り 製品製造 |
かまぼこ製品製造 | ○ |
牛豚食肉 処理加工業 |
牛豚部分肉製造 | ○ |
ハム・ソーセージ・ベーコン製造 | ハム・ソーセージ・ベーコン製造 | ○ |
パン製造 | パン製造 | ○ |
そう菜製造業 | そう菜加工 | ○ |
農産物漬物 製造業 |
農産物漬物製造 | |
医療・福祉 施設給食製造 |
医療・福祉施設給食 製造 |
職種名 | 作業名 | 3号まで 実習可能 |
---|---|---|
紡績運転 | 前紡工程 | |
精紡工程 | ||
巻糸工程 | ||
合ねん糸工程 | ||
織布運転 | 準備工程 | |
製織工程 | ||
仕上工程 | ||
染色 | 糸浸染 | ○ |
織物・ニット浸染 | ||
ニット製品製造 | 靴下製造 | ○ |
丸編みニット製造 | ||
たて編ニット 生地製造 |
たて編ニット生地製造 | ○ |
婦人子供服製造 | 婦人子供既製服縫製 | ○ |
紳士服製造 | 紳士既製服製造 | ○ |
下着類製造 | 下着類製造 | ○ |
寝具製作 | 寝具製作 | ○ |
カーペット製造 | 織じゅうたん製造 | |
タフテッドカーペット製造 | ||
ニードルパンチカーペット製造 | ||
帆布製品製造 | 帆布製品製造 | ○ |
布はく縫製 | ワイシャツ製造 | ○ |
座席シート縫製 | 自動車シート縫製 | ○ |
職種名 | 作業名 | 3号まで 実習可能 |
---|---|---|
鋳造 | 鋳鉄鋳物鋳造 | ○ |
非鉄金属鋳物鋳造 | ||
鍛造 | ハンマ型鍛造 | ○ |
プレス型鍛造 | ||
ダイカスト | ホットチャンバダイカスト | ○ |
コールドチャンバダイカスト | ||
機械加工 | 普通旋盤 | ○ |
フライス盤 | ||
数値制御旋盤 | ||
マシニングセンタ | ||
金属プレス加工 | 金属プレス | ○ |
鉄工 | 構造物鉄工 | ○ |
工場板金 | 機械板金 | ○ |
めっき | 電気めっき | ○ |
溶融亜鉛めっき | ||
アルミニウム陽極酸化処理 | 陽極酸化処理 | ○ |
仕上げ | 治工具仕上げ | ○ |
金型仕上げ | ||
機械組立仕上げ | ||
機械検査 | 機械検査 | ○ |
機械保全 | 機械系保全 | ○ |
電子機器組立て | 電子機器組立て | ○ |
電気機器組立て | 回転電機組立て | ○ |
変圧器組立て | ||
配電盤・制御盤組立て | ||
開閉制御器具組立て | ||
回転電機巻線製作 | ||
プリント配線板 製造 |
プリント配線板設計 | ○ |
プリント配線板製造 |
職種名 | 作業名 | 3号まで 実習可能 |
---|---|---|
家具製作 | 家具手加工 | ○ |
印刷 | オフセット印刷 | ○ |
製本 | 製本 | ○ |
プラスチック成形 | 圧縮成形 | ○ |
射出成形 | ||
インフレーション成形 | ||
ブロー成形 | ||
強化プラスチック成形 | 手積み積層成形 | ○ |
塗 装 | 建築塗装 | ○ |
金属塗装 | ||
鋼橋塗装 | ||
噴霧塗装 | ||
溶接 | 手溶接 | ○ |
半自動溶接 | 半自動溶接 | ○ |
工業包装 | 工業包装 | ○ |
紙器・段ボール箱製造 | 印刷箱打抜き | ○ |
印刷箱製箱 | ||
貼箱製造 | ||
段ボール箱製造 | ||
陶磁器工業製品 製造 |
機械ろくろ成形 | ○ |
圧力鋳込み成形 | ||
パッド印刷 | ||
自動車整備 | 自動車整備 | ○ |
ビルクリーニング | ビルクリーニング | ○ |
介護 | 介護 | ○ |
リネンサプライ | リネンサプライ仕上げ | |
コンクリート製品製造 | コンクリート製品製造 | ○ |
宿泊 | 接客・衛生管理 |
職種名 | 作業名 | 3号まで 実習可能 |
---|---|---|
空港グランドハンドリング | 航空機地上支援 | ○ |
航空貨物取扱 | ○ | |
客室清掃△ |
一般の実習実施者 | 優良な実習実施者 | ||||
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第1号(1年間)※基本人数枠 | 第2号 (2年間) |
第1号 (1年間) |
第2号 (2年間) |
第3号 (2年間) |
|
実習実施者の 常勤職員総数 |
技能実習生の人数 |
基本人数 枠の2倍 |
基本人数 枠の2倍 |
基本人数 枠の4倍 |
基本人数 枠の6倍 |
301人以上 | 常勤職員総数の20分の1 | ||||
201人〜300人 | 15人 | ||||
101人〜200人 | 10人 | ||||
51人〜100人 | 6人 | ||||
41人〜50人 | 5人 | ||||
31人〜40人 | 4人 | ||||
30人以下 | 3人 |
平成27年4月1日付厚生労働大臣公示により、食品製造関係職種「惣菜製造(総菜加工作業)」が追加されました。
近年、日本会が受け入れている実習生の中で、最も受け入れ割合の多い職種となります。
過疎地域のため、人材確保に非常に労力と経費をかけていたが、若い技能実習生を受け入れることで、雇用の見通しが立ち、会社が活性化し、先を見据えた事業計画を立てられるようになった。
実習期間中3年間一度も休まず、不平不満もなく働いてくれる実習生達は素晴らしい。
日本会とは15年の付き合いになるが、現地での人材確保、申請書類、病気や生活の相談対応、全てお任せで現在に至る。
大きなトラブルがなく15年継続できているのも、弊社との密接な関係性作りによる24時間万全なサポート体制、日本会スタッフの実習制度への深い理解、実習生達への愛情の積み重ねであると感じている。
現地面接時には、卒業した実習生の家にも訪問して回り、日本で学んだ技術を活かして母国で働いている姿を見ると国際貢献(技能実習制度本来の目的)の一助を担っていると実感できる。
実習生が基本に忠実に規律を守り仕事をしている影響を受け、日本人スタッフも良い影響を受けて業務に従事するようになりました。
また、若く新しい発想を持った人材が入社したことで会社が活性化しています。
実習生を受け入れることで、従業員に国際貢献の意識を持ってもらえるようにもなりました。
日本での実習や生活を通じて先進国日本独自の技術・品質・サービスへのこだわりや、言語・文化を学び母国に戻って活躍している実習生が数多くいることを嬉しく思います。